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お口のQ&A
歯ブラシ編
使う人の人差し指と中指で 隠れるぐらいのサイズがいいでしょう。少し、小さめのものの方が奥歯まで届いて使いやすいと思います。毛束は、3列ぐらいのものが使いやすいと思います。
材質は、ナイロンなどの人工毛が良いでしょう毛先が、竹槍のように尖っているものはハグキを傷つける恐れがあります。丸く、処理されているものが良いでしょう。
硬さは、ハグキの状態や磨き方によって、変わります。( 硬すぎるものや、柔らかすぎるものは一般的ではありません。)
口全体を きれいにするには、少なくとも10分以上はかかるでしょう。奥歯の内側や、歯と歯の間を念入りに掃除すると、もっとかかるかも知れません。
かかりつけの歯科医師や、歯科衛生士にお尋ね下さい。毛先を利用して磨くやり方が、効果的だと思います。
歯ブラシの種類によっても違いますが、3〜4週間ぐらいでしょう。毛先の開いた歯ブラシでは、効果的なブラッシングは出来ません。2週間以内で 歯ブラシの毛先が開いてしまう場合は、歯ブラシ圧が強すぎます。
Q間違ったやり方でブラッシングをすると、どうなるのでしょう? |
力の入れすぎや、歯磨剤のつけすぎによって、歯や歯ぐきに色々な害が現れます。 歯ぐきは、歯ブラシを強くあてすぎると、傷つき下がっていきます。 歯ぐきが下がると、歯の根が露出します。歯の根の表面は柔らかいので、ここを歯磨剤でゴシゴシこすり過ぎると、歯の質がすりへって冷たいものがしみるようになります。
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キシリトール編
カバノキやブナなどの広葉樹の一部や、サトウキビのしぼりかすなどから合成される甘味料。糖尿病患者の食事などに使用されています。
虫歯の原因となる細菌は、口腔内にキシリトールがあると、これをどんどん取り込みます。ある程度以上細菌がキシリトールを取り込むと、キシリトールは細菌の細胞に毒性を及ぼすようになります。また、細菌はキシリトールを取り込んでも、そこからエネルギーを得る事が出来ず、増殖する事が出来ません。(
食べても食べても、栄養にならないわけです。)虫歯菌は、砂糖を取り込んで酸を作り歯の質を溶かして行くのですが、キシリトールからは酸を作り出す事が出来ません。こうして
虫歯菌の病原性は、キシリトールによって弱められるのです。
虫歯の予防を考える場合、キシリトールを1日に5〜10g を3〜5回に分けて摂取する事が有効であるといわれています。特に、食事直後の摂取が理想的で、砂糖を含んだ菓子を食べた直後も有効です。
ただし、お菓子と同時にとっても効果はありません。
Q日常生活では、どのようにキシリトールを摂取すればいいのですか? |
キシリトール入りのチューインガムによる摂取がもっとも効果的です。(ガムを噛む事で、唾液が分泌され 唾液の防御因子とキシリトールの効果が期待できるからです。)ガムは、食後すぐや
お菓子を食べた直後に、5〜10分噛み続けます。噛みはじめに 最もキシリトールの効果が出るので、この時の唾液はすぐには飲み込まずに、歯を十分に潤すようにしたい。
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